朝、起きたらまず何をしますか？
私たちの生活には必ず「水」と「電気」は関わってきます。
贅沢や嗜好品と違い、当たり前に使うものですので、月々にかかる光熱費を抑えたくてもなかなか難しいでよね。
メディアでは様々な節約術などが紹介されていますが、具体的な内容や正しい知識になると一般の方には理解や実感が難しいものが多いと思います。だからこそ、私たちは水回りの専門家として「正しい知識」というものをお届けしたいと思います。
お客様の水回りを工事するだけなら単純ですが、その先の本当に役に立つ部分を共有させていただき、お客様に満足していただければと思います。
家庭用の電気製品の中で、省エネ性能が飛躍的に向上しているものが幾つかあります。
それは
①エアコン
②冷蔵庫
③洗濯機 です。
これらはスマホのように流行り廃りがあるわけでもないので、壊れるまで使い続ける場合が大多数です。身の周りでも15～20年前の製品が稼働しているのを簡単に見つけることが出来ます。
「省エネ性能カタログ2015年冬版」によれば、2004年型のエアコンの年間消費電力量は945kWh、 2015年型では834kWhと111kWh省エネ（冷房能力2.8kWの代表機器の単純平均）を実現、金額にすると2,997円の電気料金の節約になります。
さほど変わらないようですが、実は、エアコンは早くから省エネ化が進み、2001年には消費電力が1000kWhを下回っています。
一方で、2000年以前のエアコンの消費電力量は1000kWhを超えており、1995年型では1492kWhもあります。2015年型との比較では658kWhも消費電力が多く、電気料金にすると17,766円とその差はかなりの金額です。
もし、20年選手のエアコンを利用しているようでしたら買い換え時と思います。
資源エネルギー庁の「省エネ性能カタログ2014年冬版」によれば、2003年度では600～680kWh程度だった401～450Lクラスの冷蔵庫の年間消費電力量は、2013年度には200～220kWh程度と約3分の1にまで減少しています。
消費電力量が400kWh下がれば、年間で10,800円の電気料金の節約になります（1kWhあたり27円で計算しています。）。
使える冷蔵庫を廃棄処分するのはもったいないですが、10年前の冷蔵庫を使い続けることのほうが、製造・廃棄・リサイクルまでの環境負荷を視点に入れたとしても、環境に悪影響を与えるのです。
ただし、買い換えた時、よく見かけることですが、古い冷蔵庫をそのまま残して来客用のビールを冷やしておいたりするのはやめましょう。古い冷蔵庫は潔く廃棄・リサイクルして下さい。
洗濯機はおよそ8年くらいで買い換えることが多いようです。（原因のほとんどは故障）
例えば、2006年の洗濯機と現在の洗濯機を比較すると電気代はどう違うのでしょうか。
洗濯のみであれば1回あたりの電気代の違いは微々たるものです。ただし、乾燥機能がある場合、主流のヒートポンプ式であっても1回あたり20円程度、ヒーター式であったら更に倍くらいの差がでるのではないでしょうか。
冷蔵庫のように24時間、365日運転するものでないので、工夫次第で節約は可能だと思いますが、買い換えの際には、燃費を考慮したほうが良さそうです。
日本に住んでいると実感がわきませんが、世界が直面する危機に水資源不足が挙げられます。
世界経済フォーラムが発行する「グローバルリスクレポート」2014版では食糧危機、気候変動よりも上位に位置づけられています。
水なんていくらでもあるように思いますが、そのほとんどは海水であり、飲用に適した液体状の真水は１％に満たないそうです。私達は今後、貴重な水資源を節約し、継続可能な住生活を築くことが大切になってくると思います。
普段なにげなく使っているトイレやお風呂等ですが、節約できるところは沢山あります。
昔のトイレに比べると最新型トイレの洗浄水量は１／３程度になっています。4人家族で使用した場合、試算上、1年間で14,000円分程度の節水になります。
また、ウォシュレットについても最新の瞬間暖房便座タイプであれば、年間5200円の節電が可能です。
節水と心地よさの両立
従来のシャワーと比較すると約35％（TOTO製品比）節水しながら、従来どおりの浴び心地を実現しています。
水に空気を含んでいるので、疲れた体と心を癒やすように包み込みます。
節水で便利なシャワー
手元でお湯を出し止めできるクリックシャワーがエアイン機能を搭載してさらに節水に。
赤ちゃんの入浴や洗髪時にうれしい機能です。
低水圧でも快適
水圧の低いところでも勢いのあるシャワーが楽しめます。
シャワーヘッドの取り替えでOKです。
